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紅茶の豆知識

2010-08-25

Vol.002 紅茶のカフェイン、コーヒーのカフェイン

「コーヒーよりも紅茶の方がカフェインが多い」という言葉をたまに耳にしませんか?コーヒーの方が苦みとコクがあり、「強い」印象があるのに、実はクリアでフルーティーな紅茶の方がカフェインが強いらしいというのは、その逆説的な面白さも手伝って結構あちこちで囁かれているように思います。でも、その正解は・・・、「コーヒーの方がカフェインが多い!」なのです。

正しくは、カップ一杯のコーヒーと紅茶では、コーヒーの方がカフェインが多く含まれると言った方がよいかも知れません。というのは、抽出される前のコーヒー豆、淹れられる前の紅茶の茶葉を同じ重さで比較すると、確かに紅茶の方が2倍ほどカフェインを多く含んでいるのだそう。ここでポイントとなるのが、抽出に必要な量。コーヒーはカップ一杯に必要な豆が10g、紅茶はたったの茶葉2~3gなのです。これに抽出効率などを加味すると、カップ一杯のコーヒーよりも紅茶のカフェイン量は1/2~1/4ということになります。

また紅茶に含まれるテアニンという物質がカフェインと結合するため、カフェインの体内への吸収はゆっくり進むと言われています。摂取したカフェインの80%は吸収されないまま体外へ排出されるという説もあります。紅茶のカフェインは適度に、やさしく、体にその効果を発揮してくれるのです。

カフェインには覚醒・興奮作用の他に、疲労感軽減、基礎代謝促進、脂肪燃焼、消化促進、利尿作用、美肌効果などがあると言われています。一般的に、紅茶1杯あたりのカフェイン含有量は25mgぐらい、カフェインの摂取量は1日250mgまでというのが目安。ちなみに緑茶やウーロン茶のカフェイン量も紅茶と全く一緒。

「紅茶を飲むと眠れなくなるのでは」と心配していたみなさん、ご安心ください。寝る前のあったかい紅茶は、健康に繋がるだけではなく、体をあたため、リラックスした最高の睡眠を演出してくれる一杯にもなりますよ!!

※数値的データは、豆や茶葉の種類、栽培条件、あらゆる抽出環境、個人差などによっても変化するので、絶対ではありません。

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